みなさん、ハロウィンはアメリカのお祭りというイメージだと思いますが、実は、もともとは現在のイギリスが発祥です。そして本来は人間界・自然界・超自然界が交差する不思議な日であったのです。

ハロウィンの起源は、現在のアイルランド、スコットランド、イングランド、そして地中海地方より北のヨーロッパに住んでいたケルト民族の「Samhain」と呼ばれるお祭りにあります。
 
ケルト民族にとって10月31日のSamhain は、夏至と冬至の間に位置し、夏の終わりと冬の始まりの区切りを意味しました。作物に恵まれた「光」の季節から、ヨーロッパ特有の長くて暗い「闇」の冬が始まる日です。ちなみに、イギリスでは3時半ごろから暗くなりはじめますし、冬の間、お日様が見えるのは時々です。
 
キリスト教導入以前のケルト民族の文化は「ペイガニズム」と呼ばれる自然崇拝と多神教に基づいていました。日本のアニミズムに似た信仰です。現在ハロウィンとなっているこの日、ケルト民族は「闇」の始まりを象徴するように神々の世界が人間にも見えると信じ、幽霊やこの世のものでない存在によるいたずらや問題が起こると考えていました。

この世のものでない存在から身を守るために、人々は火を焚き、動物のいけにえを捧げ(!)、霊に自分の姿を見破られないよう仮装したのがお祭りの始まりです。この仮装では動物の姿も多かったそうです。
 
彼らにとって自然とは、このように超自然的な存在にあふれているものでした。その自然を恐れ、畏れ(畏敬の念を含む)つつ、なんとか無事に過ごそうと寄り集まって未来を占ったりして過ごしていた Samhain。
 
キリスト教の導入によってこの Samhain の伝統はいつしか別の名や儀式へと姿を変えていき、ずっと後になってアイルランドの食料飢饉でアメリカへの移民がぐっと増えた後に、現在のハロウィンのお祭りの形として受け継がれています。パフィーズCEO マイクももちろん、小さな頃にハロウィンは楽しみなイベントだったそうです。

ケルト民族のハロウィンは、科学が発展してあまり感じられなくなったミステリアスな魅力に満ちているように見えます。もちろんそれは、自然界や長い冬のもたらす不安や危険と隣り合わせであり、だからこそ私たちは発展を求めて進み続けてきました。
 
でも便利で安心な毎日が、私たちの生存本能を十分刺激していないということも、あるのかもしれないと今回記事を書いていて思いました。みなさま、ハロウィンの日はぜひ、楽しい時間とともに少しミステリアスな夜も、ワン・ニャンと感じて過ごしてみてくださいね。